『黄金の羽』シリーズの橘玲さんの最新刊。
概略は、
1.サラリーマンは国から搾取されている
2.この搾取から逃れるために「1人株主・1人社員」の「マイクロ法人」に切り替え、「雇用」から「業務委託」の形態する
3.「法人」という新しい「人格」を得ることで、中小企業などの「社会的弱者」に有利に働いている制度的恩恵(「黄金の羽」)を教授すべし
てな感じ。まーいわゆる「脱サラのススメ」ですね。
確かに書かれていることはもっともなんですが、全300ページの最後の最後で
本書で書いているのは「お金の守り方」。「お金の稼ぎ方」は自分で考えてね
とポロっと本音が出てしまっていて、
いや、そこが一番大事でしょ!
と思わずツッコミ。
脱サラしてもその後仕事が取れるかどうかはなんの保証もないわけで、よっぽど仕事を取ってこれるだけの自信があるスーパーサラリーマンではないと、この方法はかなりリスキーかな?というのが個人的感想。
「マイクロ法人化すれば節税や優遇融資の恩恵が受けられるんだから、それくらいのリスクは取れよ!」というのが橘氏の主張なんでしょうけど、ボクにはちょっと真似出来ないなぁ~。
というわけで、星3つ ★★★☆☆