http://www.atmarkit.co.jp/news/200902/09/dan.html
「新しく学ぶに当たって、新しいものを学ぶ必要はない」と小飼氏は話した。特に、景気が悪いときは「古くから生き残っている考え方やコンセプトを学ぶのに最適な時期」であるとした。好況期は仕事が多く忙しいため、「今日学んで明日役立つ」型の実学など浅い部分の勉強が増えるが、不況期はそこまで忙しくないため、「好況期には学べなかった根源的、基礎的な技術や考え方を学ぶ絶好のチャンス」であるという。ここでも小飼氏は「不況はトレンドを追っていたら学べないものを学ぶチャンスである」とし、トレンドを追うことを否定した。
最後に小飼氏は「未来はどうなると思うか」という質問を提示。いくつかの回答を会場から募ったが、「実は引っ掛け問題。未来はどう『なる』ではなく、どう『する』で考えるべき」と発言し、アラン・ケイ氏の「未来を予測する最良の方法は、未来を創りだすことだ」という言葉を引用した。
「未来はこうなる、と答える人はトレンドフォロワー。未来はこうする、と答える人はトレンドセッター。皆さんにはセッターになるための力が与えられている」と小飼氏は主張。「どうなる」ではなく「どうする」と考えて初めて、「学ぶ」が生きてくると語った。
うわー、含蓄深いわ。